アジアカップのUAE戦、のらりくらりしたサッカーでしたが、ほとんど危なげないサッカーで勝利して首位に立ちました。
これで最終戦は引き分けでも予選突破と優位な立場になりました。カタールの試合結果次第ではベトナムは引き分けでは予選突破できないので、試合のどこかで確実に攻めてくる時間帯があると思います。そこをうまくケアできれば問題なく突破できると信じています。
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前半は思ったよりUAEが前からプレッシャーをかけてきました。気温31度、湿度79%であそこまで追い込んできてはとても後半までもたないので、前半はゆっくりとパスを回して相手を疲れさせればいいかなというサッカーをしているように見えましたし、それでいいと僕も思っていました。
ところがサッカーというものはよく分からず、そうやってのらりくらりと回しているときに点が取れるようです。
3得点以上取って、2点差以上で勝てればいい試合でしたので、前半で3点取れたことはとてもよかったと思います。
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後半は1人少ない相手に失点し、しかも0得点といういただけない結果でしたが、最大の目標である3得点以上且つ2点差以上の勝利を手にしましたので個人的には及第点をあげたいと思います。
もちろんファンとしてはもっと得点シーンが見たいし得点できるチャンスも多々ありましたが、リスクを冒すよりはボールポゼッションを高めようという全員の共通した意識も見られ、初戦と同じように「何がやりたいのか意識がバラバラ」ということもありませんでした。
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つまりこの試合では、選手の中で、戦略・戦術・個々のプレーの一貫性が取れていたので安心して見れたということです。
戦略とは、大局的に見て何を目的にして何を達成すべきかという観点です。これは試合内容や結果だけに留まらず、ときには日本サッカーの継続的な発展といったかなり俯瞰した要素が含まれることもあります。
そもそもオシム・ジャパンはアジアカップを最大の目標においていないので負けてもいいかという見方もありますが、せめて予選くらいは突破しないと今後の代表強化にも影響があると思います。そういう意味では上述したように3得点以上且つ2点差以上での勝利を目指すのが常道で、これが戦略としての視点です。
戦術とは戦略を達成するために何をすべきかということです。
僕は前半には1点くらい取れれば御の字で、後半に相手が疲れてきたときに勝負するのかと思っていましたが、あれよあれよという間に3点取れてしまったので、この戦術部分に関してはあまり分からずじまいでした。まあ、相手が4バックだったので4-4-2を採用し、巻をうまく使っていたのは戦術の一環ですかね。その他、この試合に限ったことではなく、日本としてはボールポゼッションを高めて連動性で攻めるというのもアジアにおける戦術だと思います。
個々のプレーは、戦略・戦術を満たすために個々が何をすべきかという観点です。
サッカーは局面で常に変化するスポーツですので、正解のプレーというものは存在しません。とはいえ、常に何かのプレーを選択しなければならず、その意図はそこに存在するはずです。演繹的観点である戦略を達成するために、帰納的に何をすべきか。演繹と帰納が融合したときに、チームとしての意思疎通が生まれ、連動やダイレクトプレーが生まれます。
むやみに得点を取ることがいいことではなく、戦略や戦術を達成するためのプレーがいいことであるべきで、そういう意味で後半の戦い方も至極納得的なものでした。
うれしかったのは、若い水野もそれを理解していたということです。若い選手は往々にして活躍したいとか点を取りたいと思い、個が目立とうとするプレーをしがちです。ところが水野も得意のドリブルはほとんど仕掛けずにボール回しに徹していました。試合終了間際は誰かにシュートを撃ってほしかったので、あれを水野が撃ったというのはご愛嬌ですかね。
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日本の実力はアジアでは抜きん出ています。サウジアラビア対韓国の試合も観戦しましたが、サッカーの質としては日本の方が上だと思いました。
韓国はかなり前線からプレッシャーをかけてきますが、そこをかいくぐればバイタル・エリアでフリーになれます。
サウジアラビアはアフリカ的なサッカーを仕掛けてきますが、アフリカほどの身体能力はなく、また組織もそこまで完成されていません。
今の日本のサッカーを展開して、それで優勝することができたら勝負にも勝って試合にも勝ったと胸をはれる気がします。過度な期待は禁物ですが僕の目で見る限りではアジアでは最もいいサッカーしているので、勝ってほしいという思いはどうしても生まれます。
いいサッカーが必ずしも勝つわけじゃないところが、これまた難しいところなんですけどね。
あと、ファンは欲張りなので勝てばいいってわけじゃなくて、スリリングでエキサイティング、ファンタスティックでアンビリーバブルなプレイが見たいんだよね。
勝敗という結果は重要で、それに勝るとも劣らない、超人的プレイ、
常識を軽々超えちゃってるような選手を見たいというのはありますぞぞぞ。
その内容も、何がいいプレーかの判断は人によって異なるしファンタスティックなプレーの基準も人によって異なる。
僕自身はオシムサッカーはとてもおもしろいと思っているのだけど、きっとそう思っていない人もたくさんいて、それが代表戦の観客数低迷につながっているのかもしれない。
どこに基準を置いて、何を目的に、どういうプロセスでチーム作りや試合を進めるか。
一生考えても飽きない課題ですなぁ。
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