前回に引き続き今日もネットワーク理論とサッカーの関連を書きたいと思います。本当は別のことを書こうと思っていたのですが7日のJリーグ浦和VS磐田を見てちょっと触発されるものがありましたので。
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前回の復習となりますが、ネットワーク理論ではハブの存在がとても重要です。強大なハブはネットワーク全体に対し大きな影響力を持ち、ハブの存在座標がそのネットワークのトポロジーの決定要因にもなります。
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7日の浦和VS磐田は2対1で浦和が勝利しました。磐田はカレンのゴールで先制したものの浦和がワシントンとポンテのゴールで逆転、見事な逆転での浦和の勝利です。
この試合で僕が注目したのは逆転後の浦和のオジェック監督の采配です。ポンテが逆転ゴールを決めたのが後半34分だったのでこのまま逃げ切って勝つのが王道です。あまり冒険はしないのがオジェック監督ですから予想通り攻撃的であまり守備をしないポンテを下げて、ボランチからディフェンダーまで守備に強い細貝を投入してきました。2-1で勝ち切れというベンチからのメッセージです。
その投入された細貝ですが、何と磐田のキーマン太田にマンツーマンでつくというロールをオジェックから授かり、試合最後まで太田にピッタリついていました。
磐田の攻撃はダイレクトを使用しつつ、必ずサイドを活用してきます。太田はサイドからのスピードある突破が持ち味であるとともに中盤にも顔を出し必ず磐田の攻撃に絡んでくる選手です。磐田の攻撃におけるハブとも言えます。
オジェック監督は太田をつぶせば磐田の攻撃力は激減すると判断し、細貝を太田にぶつけてきました。これが功を奏したのかの判断は難しいですが、とにかく浦和は狙い通り2-1で逃げ切ることに成功しました。
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ネットワーク理論はエラーへの耐性と攻撃への耐性が異なっているという特徴を持っています。
エラーはランダムで発生するものです。あるノードがランダムにエラーとなっても、ネットワーク全体への影響は少なくて済みます。それは、1つのノードがエラーになってもネットワーク全体としての疎通性は保たれることを意味しています。仮にエラーとなったのがハブであった場合は影響はありますが、数あるノードの中から偶然ハブがエラーとなる確率は少ないと考えます。
ところが攻撃には攻撃側の意思が入っていますから、特定のノードを選択的に攻撃される可能性があります。攻撃側がハブの存在を意識してハブを選択的に攻撃してきたらどうなるでしょうか。ハブはネットワーク全体に対して大きな影響力を持っています。このハブが攻撃され稼動できなくなればネットワーク全体に影響が及ぶこととなります。
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オジェック監督の細貝投入はまさにハブへの攻撃だったと思います。太田というハブを封じられた磐田は残り少ない時間で活路を見出せず得点が奪えませんでした。
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サッカーの戦略にはサッカーだけに留まらない様々なエッセンスが隠れています。今後も実際の試合でおもしろいシーンを発見したら紹介したいと思います。
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